Home>2011年日本泌尿器科学会

2011年日本泌尿器科学会  ウロギネネット

帝京大学と医療法人ウロギネ・ネットのメンバーで、今回は骨盤臓器脱の手術1500人の統計などたくさんの研究を発表させていただきました。

写真は、斉藤恵介先生(帝京大学)が、前立腺肥大症に対するHoLEPの手術が、その後の人生にどんな影響があるかのランチョンセミナー(わかりやすくいうと、お医者さんの勉強会)の講義をしたところです。



骨盤臓器脱に対する1500人の治療についての報告

【目的】過活動膀胱(OAB)合併骨盤臓器脱(POP)を有する患者(おもに高齢者)に対する術式による違いを検討しました。【方法と結果】2003年から2011年にて手術をうけたPOP患者1530人(平均年齢76.9歳)を検討。手術前後のOABSSの変化について後ろ向き調査。術式は、膣形成術(AP),パラバジャイナルリペアー(PR),GYNECARE PROLIFTタイプのTVM−A手術、腹腔鏡縫合器類似品作成してPR技術にメッシュを合わせた手技であるUphold Vaginal Support Systemタイプの手術。(米国発売前にメッシュの形態のコンセプトを準備して手術を実施。米国発売後に確認。2010年からは、手術中OsiriX画像をiPAD供覧しながら進めた)。人工メッシュは、ガイネケアーガイネメッシュを用い、術中・術後にて腹部超音波によるメッシュ挿入前後の血腫のないことを確認しながら安全に手術をすすめた。運動療法は、朝・夕30分バランスボール運動を採用し、外来30分間の指導を数年継続。→ 発表原稿をみたい方はこちらを。

膀胱膣ろうに対する手術についての研究

膀胱膣瘻は、近年増加しGoh(2008)Waaldijk(1995)らの分類が使用される。難治性で、Waaldijk分類でのTypeI II IIIや、Goh分類での瘻孔sizeb(1.5-3cm),c(3cm)などでは、有効な手術が確立していないのが現状である。ここで、我々は、我が国における我々の経験している症例が、すべて子宮手術後であることに注目し、その手術方法に活路を見出そうとしてきた。それは、骨盤力学インテグラル仮説等)を適応させることであり、骨盤力学を念頭においた手術方法を報告してきた。それは、以下にまとめられる。『骨盤力学で代表的なインテグラル仮説をとりあげると、この仮説では、3つの力学方向(PCMLMALP)がある。我々の主張をインテグラル仮説で説明すれば、『膀胱膣瘻は、子宮手術などの瘢痕で余分なテンションが原因となり、骨盤内力学の3つの力学方向のバランスの崩れが原因である』と考える事である。現在、膀胱膣瘻7例の修復にて、狭い膣式術野と画像データを一致のため手元でiPADOsiriX3D画像供覧しながらの手術スタイルにて、余分な力学的テンションを確認しながらの術式を進めている



膀胱膣ろうに対する臨床統計

膀胱膣瘻は、Waaldijk(1995)分類とGoh(2008)分類をつけるのが一般的である。発展途上国で死産・不衛生・低栄養・多産が原因で、10代、20代の膀胱膣瘻が急増しており、分類に当てはめての研究が進められている。先進国では手術・感染・出産等が原因となり膀胱膣瘻が発生するとされるが、症例数が少なくこともあり、実態は不明である。我々は、2009年より本格的に膀胱膣瘻に取り組み、現在17例の調査をしている。自験例に分類を当てはめることで、本邦の特徴を検討したい。
→ 発表原稿をみたい方はこちらを。



膀胱膣ろうに対する3次元画像の研究

膀胱膣瘻は、原因が明らではない。近年アフリカ等発展途上国での増加は、出産時の感染や低栄養などが原因として提唱されている。対して我が国等の先進国では、子宮摘出術などの侵襲に加え感染・疎血などの様々な原因のために発生するだろうとされているが、詳しく研究されたことはない。国内での多くの手術では、いまだに、瘻孔の縫い合わせや瘻孔周囲の膀胱部分切除がくりかえし行われることがある。それでは治癒しない多くの症例が存在する。我々は、原因として手術侵襲に注目し、骨盤内に異常なテンションが生まれること、つまり、骨盤力学の仮説を提案してきた。手術においては、膀胱部分切除をすると余計にテンションがかかるので瘻孔が再発しやすくなり、むしろ異常なテンションを取り除くことに専念すると治癒できるという考えである。異常なテンションは、患者がこれまで受けた手術記録から判断をしてきた。今研究は、さらに3D画像を利用する

 

メンバーの斉藤恵介先生による講義

前立腺肥大症に対するHoLEPについてのランチョンセミナーをおこなわれました。まずは、エルクライン先生という有名なドクターによる講義で、基本的なところが概略され、大変勉強になるものです。

つづいて、ウロギネ・ネットの仲間の斉藤恵介先生による研究の成果です。前立腺の手術をすると、生活の質があがり、テストステロンがあがるというものです。エルクライン先生も大変ほめておりました。よい講義をしました。





斉藤先生の今回のがんばりは、みんなで祝福しました。おめでとう。がんばったね。

 堀江教授も斉藤先生のがんばりをほめてました


 奥井からも称賛!がんばった斉藤先生

今回の学会では、医学の新旧についての勉強もできました。


『ターヘル・アナトミア』はドイツ人医師クルムス(Johann Adam Kulmus 1689-1745)の著書独: Anatomische Tabellen1722年ダンツィヒ発行。1732年に第2版発行。ラテン語、フランス語、オランダ語に訳された。オランダ語訳である蘭: Ontleedkundige Tafelen[1][2]1734年発行。オランダ人医師ディクテン(Gerardus Dicten 1696?-1770)の翻訳による。


華岡 青洲(はなおか せいしゅう、宝暦10年10月23日(1760年11月30日) - 天保6年10月2日(1835年11月21日))は、江戸時代の外科医。世界で初めて麻酔を用いた手術(乳癌手術)を成功させた。


これは、パソコンの画面を、メガネにうつすことができるものです



ぼくらは、たのしい雰囲気で勉強をたくさんしました。また、あしたからもがんばります。