女性泌尿器科専門のクリニック
| 第1章 便失禁とは? 第2章 便失禁の原因 第3章 排便 第4章 便秘と直腸瘤と便失禁 第5章 どのようにして便失禁の原因をみつけだすか? 第6章 治療 第7章 閉鎖性排便障害 第8章 肛門括約筋の補強 第9章 恥骨直腸筋と直腸肛門角 第10章 手術① 肛門周囲の筋肉をもちいて肛門括約筋を補強する方法 第11章 手術② 筋肉移植による肛門機能再建方法 第12章 順行性洗腸と自分できる浣腸 第13章 介護のテクニック摘便 と 排便の基本 |
第12章 順行性洗腸と自分できる浣腸
一日一度の排便で大腸の大部分の便を出してしまえば便失禁の問題は少なくなるわけです。大腸に500ccから1000ccの温水を注入すれば、総蠕動が得られて、その後24時間から72時間肛門からは何も出ない状態を作ります。これは、もともと人工肛門にに対して主に行われ、広まった方法なのですが、脊椎障害麻痺のある人の主に便秘の人に対して、虫垂や盲腸の一部を皮膚のまで出して固定しそこから盲腸に注水できるようにする手術がされている施設があります。当院では、この手術はおこなっていませんが、その代わりに、自分で浣腸するケアを指導します。これは、温水を準備して、肛門から流し込み、そして、排便をするものです。