iPAD Osirix 手術

よこすか女性泌尿器科
帝京大学泌尿器科(女性骨盤底チーム)
医療法人ウロギネ・ネット



膀胱膣ろうに取り組んでいます

iPADが発売され、手術に生かせるように研究をしてきました。
私たちは、タブレットPCの世界を、
膀胱膣ろう手術という難しい手術に応用することを、
とりくんでいます。

帝京大学泌尿器科(女性骨盤底チーム)

  
女性骨盤底チームは、膀胱膣ろうといういままでは治療が困難で、再発しやすいといわれた疾患へ取り組んでいます。

では、膀胱膣ろうとは、どんな病気なのか説明をします。この病気は、発展途上国と先進国で格差がある病気なのです。

ここでは、イギリスBBCが特集した『膀胱膣ろう』をとりあげて、その後、日本の課題について説明しましょう。

我々のチームは、日本人の『膀胱膣ろう』を修復することだけでも十分取り組む価値と膨大な時間がかかりますので、日本人に専念して精いっぱい頑張っています。




途上国で急増している『膀胱膣ろう』liPAD 手術



膀胱膣ろうは、世界中で何百万もの女性と女の子に(エチオピアだけの数千)影響を及ぼします。それは、出産において複雑化に起因する不快で痛みを伴う状態です。

1960年代初期に、アジスアベバ総合病院(Addis Ababa General Hospital)キャサリン・ハムリン医師とレジナルド・ハムリン医師はシドニー(オーストラリア)からエチオピアへいきました。この3年の滞在の間に、キャサリン医師は『膀胱膣ろう』のありさまに気づいたのです。

そこで、夫妻は、外科手術で、膀胱膣ろうの治療を開始しました。最初の年には、32人の女性を手術したことからはじまり、300人以上もの女性を治療しました。レジナルド・ハムリン医師は1993年に天寿をまっとうしましたが、その後、しかし、キャサリンハムリン医師は彼女の仕事を続けたのです。



膀胱膣ろうは、大変生活に支障をきたし、不快である病気です。しかし、広く知られてはいません。ですが、大変数がおおく、世界中で何百万もの女性がなやんでいます。BBCが取材したエチオピアだけの数千もあるそうです。出産のさいに、膣・膀胱・直腸についてできた傷が原因ということが、認められています。出産が難産のときにおこりやすいのです。赤ちゃんは、死産になりますし、母体も生死の瀬戸際になることがしばしばです。そして、その後、母親の膣から尿が漏れ続けます。貧困と不衛生がつくった病気です。

大部分の患者が、20歳以下という事実も我々に衝撃をあたえました。夫は、彼のもとを去り、孤独になりながら、膀胱膣ろうを克服しないといけなくなりました。

しかし、一方で、このアフリカの現実では、膀胱膣ろうは、90%以上の治癒率をしめします。それは、患者が若いことがなによりおおきな理由です。若さは、細胞増殖の力にあふれ、そして手術を成功へと導きます。

まだ、誰もが指摘していないが先進国の『膀胱膣ろう』は、別の問題をもつiPAD 手術

我々、帝京大学骨盤底外科グループは、我々が経験した膀胱膣ろうについて、治療のかたわら、丁寧に調査もすすめています。先進国である日本でも膀胱膣ろうがあります。これは発展途上国とはことなり、子宮がんで子宮を摘出した術後とか、子宮内膜症で子宮を摘出したあとにおこりやすいのです。子宮の手術は、どんなに丁寧に手術をしても数パーセントの危険があります。どんな手術もそうです。そして、手術の傷が癒着し、炎症をおこし、ときには、術中の損傷により膀胱と膣の間に、あながあいてしまい、それが膀胱膣ろうになります。

年齢も30歳、40歳、50歳という年齢層です。これは20歳未満とことなり、手術がした傷が容易には正着しないことを意味します。このために、何度も手術をおこなうケースがふえています。手術をくりかえすことは、癒着と炎症をひろげるということもいえます。そのために、再手術が難航することがあるのです。これは、われわれが2011年名古屋でおこなわれる日本泌尿器科学会にて発表。





手術への挑戦は、癒着への挑戦になったiPAD 手術

日本の場合は、手術について、その癒着をさがすことが大切になりました。それは、どうしたらいいのか、長い間課題でした。なぜなら、膀胱膣ろうの穴は、わずかに、1mmのものもあります。5cmのものもあります。どれも、本当に小さなものです。しかし、その小さなものを、どうしたら、まわりの組織の癒着まで理解できるのでしょうか?

ここにCTの所見があります。膀胱からみると、膣につながる穴があります。ここから膣に尿がもれます。そして、この人は、すでに、数回も手術をうけています。彼女は、60歳をすぎて、何度も手術をうける苦労をすることになったのです。できれば、1回の手術ですませてあげたいとおもいました。



この内視鏡所見をイラストにすると以下のようになります。膀胱と膣に通過する穴(ろう孔)があることが、わかるものです。


DICOMデータを、OSIRIXで3Dに。手術中にiPADで検証iPAD 手術



こういった数々の膀胱膣ろうを、画像になおるのは、大変に手間のかかる作業です、
簡単に理解できるものではないので、コンピューターでイラストを作成すれば即手術できるというものではありません。やはり、手術は人間の手でおこないますので、常日頃から沢山の手術をこなしている指の感触が一番重要です。

そのことについては、OSIRIXの章でくわしく載せたいとおもいます。

iPAD 手術 iPAD 手術
iPAD OsiriX DICOM 帝京大学泌尿器科 医療法人ウロギネ・ネット
Copyright (C) 医療法人ウロギネ・ネット. All Rights Reserved.