iPAD Osirix 手術

よこすか女性泌尿器科
帝京大学泌尿器科(女性骨盤底チーム)
医療法人ウロギネ・ネット



iPADを利用した新しい手術に取り組んでいます

iPADが発売され、手術に生かせるように研究をしてきました。私たちは、iPADの世界を、外科手術に応用することを、
とりくんでいます。

帝京大学泌尿器科(女性骨盤底チーム)

  
女性骨盤底チームは、膀胱瘤・直腸瘤・小腸瘤などの女性特有の病気をなおす ために活動をしています
この分野は、膣からのアプローチで手術するので小さな術野で戦わないといけません
そこで、私たちが注目したのは、iPADとOsirixです
この機器とソフトで、これまで手術不可能といわれた分野への挑戦を続けています。



骨盤底の手術は、視野がせまくて、問題が多かったliPAD 手術

われわれは、以前より女性骨盤底の手術に専念してきました。この分野は、膀胱がおちてくる膀胱瘤、直腸がおちてくる直腸瘤、小腸がおちてくる小腸瘤のほかに、尿失禁・便失禁など、むずかしい病気がおおいのが特徴です。これらは、骨盤の中を、膣からのぞきこみながら手術をしないといけないのですが、見える範囲が狭いので、手術をしている人しかわかりません。しかし、手術はひとりでするものではなく、介助する大勢の人とします。そのために、その人たちに、血管や膜を支持しておいてもらうのですが、手術を執刀する人しかみえないということは、なかなか手伝いにくいということもあります。

ここで、骨盤の中の手術は、見えにくいだけに、CTやMRIなどを、みながらの手術をします。CTやMRIは、手術室の後の巨大モニターにありますが、いちいちそこまで歩いて、確認にいくのは、大変な労力が必要です。なにより、いったん、手術をしている術野から目をはなすことになります。これは、術野の小さな女性骨盤底の手術では、致命的な問題でした。そして、この執刀医が席をはずした瞬間、血管や膜を支持していた助手のちからが微妙のくずれる場合があります。これも、大変問題で、CTやMRIをみて戻ってきたときには、術野の印象がわずかに変化してしまいます。

車の運転をおもいうかべてください。安全運転には、『前方から目をそらさない。』と指導をうけます。運転中にカーナビを操作したり、携帯電話をみたり、その一瞬のすきに、おおきな事故がおきるものです。手術も同じことで、術野を一瞬でも目をはなさずに手術すべきです。しかし、術中にCTやMRIをみる必然性がありました。

iPADの手術は画期的な効果を執刀医にもたらしたiPAD 手術

我々は、iPADを手術中にもちいることを、おもいつきました。iPADを手にしたときに、そこにCTやMRIの画像を挿入することで、より鮮明に映像をみることができたからです。iPADは、ゆびでかるく操作をするだけで、画像を拡張したり、縮小したりすることができます。小さくてみにくいCT画像を、拡大して、自分のすきなところだけを観察することができます。そして、それを手元で作業が可能なのです。

iPADの登場で、手術は画期的なものになりました。術者は、術野から目をはなすことなく、iPADの画像をみることができます。すると、術野のどの部分を現在治療しているかわかるのです。このことで、多くの骨盤底外科の手術が、スムーズにおこなえるようになりました。

骨盤底外科の主流は、現在、骨盤臓器脱の手術です。この手術には、骨盤内の筋肉の位置や厚さ、そして、血管などの位置関係を把握することが大切です。そして、のこされた筋膜や靭帯の中から、よりよいものを選択して人工メッシュなどでカバーをします。iPADを手術にもちいることは、われわれが2011年名古屋でおこなわれる日本泌尿器科学会、および日本女性骨盤底医学会に発表しました。




(解説)この発表では、膀胱膣ろうに対して、iPAD手術が有効になるということの基本として、我々が経験した日本における膀胱膣ろうのステージ分類をこころみました。このことで、日本の膀胱膣ろうには、手術が原因となり発生することがわかり、そしてiPAD手術の有効な状況になることを、示唆します。


さらに、難しい手術への挑戦が可能になったiPAD 手術

女性骨盤底の問題は、いまや全世界にあります。とくに、発展途上国において『膀胱膣ろう』という大変難治な病気が沢山発生しています。これらは出産の際に膣の中で感染症や疎血がおこることで、膀胱と膣に穴のあく病気です。大変なおかたがむずかしいとされています。日本のような先進国でも、この病気が沢山あります。その多くは子宮の手術のあとです。いま、日本人の女性のおおくに、子宮の病気ができました。そして、子宮の手術のあと、癒着やいろんな問題のために、膀胱と膣の間に穴があいてしまい、その穴から尿がもれるのです。これを、ろう孔といいます。ろう孔が、膀胱と膣にできるので、『膀胱膣ろう』といいます。この膀胱膣ろうは、いままで、何度も手術してもなかなかなおらない病気でした。

膣から尿がもれるので、大変な苦痛をおこします。多くの人は、生活に支障ができてしまいます。そこで、手術をトライしても、すぐ再発ということは、何度もおこりました。そこで、我々は、Dr奥井とDr堀江の2人により画期的な修復手術をかんがえてきました。しかし、それには、小さな術野でありながら、最大に中を観察する、何かが必要だったののです。

iPADは、この条件を見事にみたしました。iPADをもちいて術野を確認しながら、CTをみながら手術をすすめると、大変正確に手術のかじ取りをすることができました。まるで、船のかじ取りをするのに、羅針盤を手に入れたようでした。




(動画の解説)この発表では、膀胱膣ろうの画像解析にOSIRIXが有効であり、iPAD手術の必要ができていることを示唆しています。

DICOMデータを、OSIRIXで3DにiPAD 手術

DICOMというのは、CTやMRIの画像の統一規格です。このデータを、OSIRIXは、3次元にたかめます。我々は、骨盤底外科の手術をするのに、iPADをそばにおき、そして、3D処理された画像をもとに、骨盤の状態を把握します。このことは、いま研究段階ですが、いずれ画期的な手術のツールになるでしょう。

我々は、挑みます。骨盤底外科のすべての手術において、画像データを自在にあやつり、そして、確実な手術を運転することを。そのことで、よりよい手術をおこない、いままで不可能とされた膀胱膣ろうなどにも立ち向かっていきたいです。


患者さんへの説明にも一役になうiPAD 画像をその場で拡大できるので、わかりやすく理解することができる。

iPAD手術は、骨盤臓器脱にも応用できるiPAD 手術

iPAD手術は、私たちのグループの中では、日帰り手術専門のよこすか女性泌尿器科クリニックにて、以前より実施されてきました。現在は、1500手術にのぼる手術データを解析し、iPAD手術の手術の将来性を示唆しました。




次章では、さらに進化するiPAD手術について解説しますiPAD 手術

iPAD手術は、進化できるデバイスです。我々のとりくみを、次章に紹介します。






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