
クリニックを運営していると、『一人暮らしの高齢者』である患者さんにであうことはおおいです。しかも、認知症があるなど、ケースはさまざま。




成年後見制度は精神上の障害(知的障害、精神障害、認知症など)により判断能力が十分でない方が不利益を被らないように家庭裁判所に申立てをして、その方を援助してくれる人を付けてもらう制度です。
たとえば、一人暮らしの老人が悪質な訪問販売員に騙されて高額な商品を買わされてしまうなどといったことを最近よく耳にします。
実際、僕が診察をしていて、こ80歳の御夫妻のお話で、『床に扇風機を何台もかわされた』ひとがいて、大変おどろきました。本人は、軽度の認知症のために、判断できず、医師からいろいろ質問してはじめてわかったのです。
こういった場合も成年後見制度を上手に利用することによって被害を防ぐことができる場合があります。また、成年後見制度は精神上の障害により判断能力が十分でない方の保護を図りつつ自己決定権の尊重を目的としています。もちろん、成年後見人が選任されてもスーパーでお肉やお魚を買ったり、お店で洋服や靴を買ったりするような日常生活に必要は範囲の行為は本人が自由にすることができます。

ここでは、家庭裁判所に成年後見の申し立てをした後の手続きの流れをみていきましょう。なお、申立てから審判までの期間は事案にもよりますが、およそ3から6ヶ月以内で審判に至ります。

どんなとき、成年後見制度を利用したらいいでしょうか?
成年後見制度は法定後見制度と任意後見制度の2つに分けられます。任意の方は、いろいろ司法書士や弁護士さんのホームページをみるとでてきます。

![]() 法定後見制度 |
年金生活の一人暮らしの88歳女性が訪問販売で必要もない高額な商品を買ってしまう ⇒任意後見制度もしくは法定後見制度 |
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夫に先立たれてしまい一人で過ごす老後が不安・・・夫が残してくれたマンションの経営や、将来お世話になるかもしれない老人ホームの入所手続を代わりにやってもらいたい ⇒任意後見制度もしくは財産管理委任契約 |
![]() 法定後見制度 |
兄が認知症の90歳の母と同居しているが、兄が勝手に母のお金を使ってしまう ⇒法定後見制度 |
![]() 法定後見制度 |
重度の知的障害者の息子に対して、私たち両親が亡くなった後のことが心配 ⇒法定後見制度 |
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高齢のため体が不自由で要介護認定を受けているが、特に認知症ではない。出歩くのも大変なため銀行にいくのが大変なので、代わりにお金の管理をしてくれる人が欲しい ⇒財産管理委任契約 |
![]() 法定後見制度 |
最近、2人とも物忘れが激しくアルツハイマー認知症の診断をうけた夫婦 ⇒任意後見制度もしくは法定後見制度 |
![]() 法定後見制度 |
寝たきりの祖母からお金の管理を頼まれたため、きちんと祖母のお金の管理をしているにもかかわらず、叔父や叔母からなにかと疑われてしまう ⇒法定後見制度 |
![]() 法定後見制度 |
認知症の母の不動産を売却して老人ホームの入所費用にあてたい ⇒法定後見制度 |
