ウロとは、ウロロジー(泌尿器科)のこと、
ギネとは、ギネコロジー(婦人科)のこと
そして、私たちは、
いままでの概念で見過ごしてきた
医学の谷間へ挑戦していきます。

理念・目標・権利・義務

私たちは、いままで、どこを受診しても満足した答えが得られなかった”わかってもらえない悩み”に、真剣に、優しい心をもって、取り組んでいきます。

理念

  • ●泌尿器科と婦人科の境界領域への挑戦
  • ●病気を、体全体にとらえて、生活の指導から手術ケアまでのトータルケア

目標

  • ●相手の意思を尊重し、付き合うことを、医療の実践。
  • ●高齢者でも受けることのできる安全な医療
  • ●高度先進医療の開発
  • ●インターネットにおける啓蒙活動

患者さんの権利

  • ●最善の医療を受けること
  • ●ご自身の情報を得ること
  • ●質問や意見を述べること
  • ●ご自身の意思で医療を選択
  • ●個人情報の保護

患者さんの責務

●健康状態に関する情報を正確に提供して下さい。
●当院の規則を遵守して下さい。
●迷惑行為を慎んで下さい。
責務を守って頂けない場合は、当院で医療提供を受けられないこともあります。


Uro-Gyn.net HealthCare

Uro-Gyn.net HealthCare (URO-GYN MEDICAL CORPORATION NET : UNICORN) was founded in 2010 by Yokosuka Urogynecological and Urological clinic. Uro-Gyn.net is an integrated health care system that offers patients a continuum of coordinated high-quality care. The system includes primary care staff and specialty physicians, a community clinic, the four founding academic medical bed, and one specialty same-day operation room.


こんな患者さんを、治すことが目標です。その1


彼女は、65歳から、膀胱瘤でなやんできました。私たちとであったのは、85歳です。その時は、心筋梗塞、心臓血管バイパス手術、頸椎症を患い、在宅酸素療法をうけていました。いままで20年間、手術をしてくれる医師を探してきたそうです。しかし、どこも、高齢でリスクが高いので、麻酔をけかることができないので、断ってきました。そこで、当院の院長の奥井医師を受診しました。最初は、なやみましたが、彼女の希望が大変つよいことや、息子・娘たちを、彼女自身が説得されていたので、手術をしてあげたいと考えました。

これだけのリスクをひきうけるのですから、彼女にも頑張ることをおねがいしました。具体的には、血液さらさら薬を手術前にやめますので、自分でペットボトルをもってあるいて、水分を十分補給して、血管がつまったりしないようにしました。深呼吸をおしえて、とくに、ヨガの腹式呼吸を練習しました。この成果で、87歳のときに、手術できました。

それから4年。91歳のときに、彼女は天寿を全うしました。それまでの日々は、ほぼ楽な時間がながれました。たとえ、87歳で手術しても、91歳まで、膀胱瘤の悩みを感じることなく、生きてくださりました。

こんな患者さんを、治すことが目標です。その2


彼女は、であったときは、27歳でした。最初の出産の直後に膣がさけてしまいました。その場で縫合をしたのですが、産後に、赤ちゃんをだいてあやしていると、どんどん内臓が落ちる感じがありました。直腸がおちてくる直腸瘤だったのです。そこで、いろいろな病院を受診しました。多くは、おちた直腸を、膣壁をきることで、持ち上げる手術でした。しかし、彼女は心配で、当院を受診しました。

彼女は、まだ若いので、セックスをすることができないといけません。それに、妊娠・出産を希望します。しかし、膣壁をきりとり、直腸をもちあげると、おおくは、痛みがでます。椅子にすわると、つっぱるような痛みです。そこで、そのような治療は難しいとかんがえました。そこで、まず、人工メッシュで、直腸にカバーをつける手術だけをしました。膣から、膣の壁がのびた不快感はとれませんでしたが、排便はスムーズになり、セックスにも痛みを感じなくなました。

そして、2年後に出産をしました。出産のときに、膣にきらずに残した部分が、よいクッションとして役割をはたしました。もちろん、今後、お子さんがおちついたころに、のこしておいた膣粘膜を、ほどほどに切除する予定です。

こんな患者さんを、治すことが目標です。その3


彼女は、直腸瘤になり、こかんにピンポン玉のような違和感が継続するので、地元の大学病院で、膣形成術をうけました。それ以来、膣の後ろ側の痛みがつよくて、この痛みは、座るときついと感じるものです。どの医師に、相談しても、『直腸がおちているのは、なおっている。問題ない。性格の問題』といわれて、相手にされません。

そこで、当院に受診して、いろいろ一緒にかんがえました。おそらくは、前回の手術で、膣を切りすぎたことが問題だとおもいました。そこで、麻酔をわずかにかけて、膣の切除部分を剥離して、すこしずつ、しめたり、緩めたりしながら、一番よい位置をさがしました。すると、おおはばに、膣粘膜がたりないことがわかり、そこで、人工メッシュで土台をつくり、その上に皮膚移植をしました。手術中に、何度もたちあがり、痛みとつっぱりと下垂感のバランスのよい場所をさがして、ぬっていきました。その後、突っ張り感は消失しました。

こんな患者さんを、治すことが目標です。その4


彼女は、30歳の子宮全摘、40歳から股間になにかおちてきました。そして。70歳から、それは巨大になり、膝のあたりまでありました。そのために、歩くこともままならず、80歳のときに受診しました。この時点で、すでに、4つの大学病院で手術をことわられてきたのです。性器脱の表面は炎症をおこし、そして、ただれて、血がたくさんでやすい状況で、膿もおおいのでした。

であったときに、大変やる気があることがわかりました。そこで、最初におねがいしたのは、『長生きする』という約束です。それは、準備がかかるからです。まずは、漢方と乳酸菌をのんで、体質をかえることを、おねがいしました。飛行機で受診するので、3か月に一度あいました。膣には、いろいろなクリームをためして、かつ、清潔になるように、陰部洗浄を指導しました。さらには、長らく膀胱がおちていたので、間歇的導尿をおねがいして、残尿を1日2回とりのぞくことで、膀胱の神経をよみがえられることを、提案しました。彼女は、8か月ほど努力をしました。すると、膣の粘膜の膿は激減し、膀胱の中の炎症は、かなり改善しました。

ここで、チャンスとかんがえて、横須賀にきていただきました。1日2回、奥井医師自身の手で、陰部洗浄を1週間繰り返し、手術にのぞみました。手術は、高齢なので全身麻酔をかけることができないので、神経ブロックを駆使しました。手術は、90分かかりましたが、出血量は60ml程度でおわり、この年齢には、十分すぎるほど軽くおわりました。

その後、ずっと元気でいます。定期的に、写真付きの手紙がおくられてきます。

こんな患者さんを、治すことが目標です。その5


彼女は、60歳のときに、人工メッシュテープをもちいた尿失禁の手術をしました。そのときは、膀胱のおちている感じはありましたが、尿失禁があったとはいえませんでした。入院を10日間して、安静にしましたが、65歳のときに、膀胱がおちてくる性器脱になりました。彼女としては、膀胱瘤を修復する手術をのぞみました。しかし、膀胱炎をたびたびおこすので、心配でなりません。そこで、当院を受診されました。
60歳のときの手術は、TVT手術といいます。この時は、尿道をもちあげる部分のみ人工テープでもちあげたのです。2000年ごろは、日本にこのTVT法という技術が導入されて、尿失禁が飛躍的に改善したのですが、そのとき膀胱瘤については、おくれぎみでした。おそらく、尿道をもちあげて、膀胱がおちていることは、膣壁を縫い合わせただけだったのでしょう。当院で、内視鏡で確認すると、膀胱には大変慢性炎症が強いことがわかりました。それは、尿道と膀胱の位置が、尿道だけ強力なテープで固定され、膀胱は本来のゆるんだ筋肉だけだから、アンバランスな力関係ができていたのです。
そこで、内視鏡で何度も確認をしながら、膀胱と尿道の位置関係が、正常な女性とおなじところまで、膀胱のまわりに、人工メッシュを挿入して、全体的にもちあげました。

こんな患者さんを、治すことが目標です。その6


彼女は、子宮を摘出したときに、膀胱に傷がつきました。そこで、子宮の手術のときに、膀胱をぬいあわせました。しかし、わずか1か月で、膀胱の縫い合わせた傷がひらいて、膀胱の中の尿が膣からもれるようになりました。そこで、その主治医としては、傷のついた膀胱がよくないと判断し、膀胱の一部をきりとって、膀胱をふたたびぬいあわせました。しかし、これも、すぐに傷が開いてしまいました。そして、膣から尿がもれつづけたのです。

そこで、奥井医師をたずねてきました。彼女の熱心なきもちを感じて手術にふみきりました。手術までは、大学のカンファレンスで倫理性を確認しました。我々は、あたらしく考案した新技術で膣から膀胱の傷を閉鎖しました。そして、再発せず、すごしております。
このまで、たどりつけたのは、本人の努力がおおきいようにおもいます。新しい技術では、膀胱は、切除して縫いつけるのではなく、ゆるめて、粘膜が再生するようにしたのです。

こんな患者さんを、治すことが目標です。その7


彼女は、宗教的な理由で輸血を希望しません。そのために、いくつもの大学病院で手術をことわられてきました。とくに、麻酔をかける際に、全身麻酔をかけるうえでは、多くの麻酔科医と患者さんとの間で、契約がなりたたないからです。私は、宗教には、一切関知しませんが、すくなくとも、われわれの施設では、性器脱に関しては、神経ブロックか仙骨神経の麻酔のみで実施できます。また、いままで、我々は日本に帰国して以来、性器脱の手術は平均50ml以下ですませることができています。このため、この方の手術をひきうけました。

手術は、日帰りでおこない、出血量は20ml程度で、人工メッシュをもちいた技術を行うことができました。このため、本人に対してはストレスを感じさせることが無くすみました。

(ただし、われわれの取り組みは、無輸血で確実にできる性器脱の手術に限定されます。おなじ宗教の問題で、手術をお願いされたケースに、癌がありました。癌は無輸血は無理なことの方が多い病気です。確かに、初期癌であれば、日帰りで手術をできる場合が過去ありましたが、大変まれなケースです。また、癌の手術を無輸血を約束して引き受けてくれるDrの知り合いは、私にはいません。)

こんな患者さんを、治すことが目標です。その8


彼女は、大学病院で、人工メッシュをもちいたTVM手術をうけました。その理由は、膀胱がおちてくる膀胱瘤(径膣膀胱脱)であったのです。でも、手術をして、わずかに1週間。これまでおちていなかった小腸と直腸がおちてきました。最初は、膀胱がまたおちたのではないかと心配になりました。しかし、ちがうのです。彼女は20年前に子宮を摘出しているので、子宮のない分、小腸がおちたのです。担当の先生にもうしでると、膀胱に人工メッシュがはいっているから、これ以上の手術は難しい。担当医師は泌尿器科です。そこで、担当の先生から外科を紹介していただいたのですが、外科の方はTVM手術をしていないので、対処ができないといわれます。
この患者さんの場合は、膀胱のTVM手術をうまく利用して直腸と小腸をなおすことをしました。ただし、性交渉はもうできませんが、彼女の負担がない形に、膣をコンパクトに小さくぬい、やわらかさを重視しました。





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