女性泌尿器科専門のクリニック
第 5 章.
子宮摘出後の膣全脱
膣全脱の第3話

夫婦でとりくむことには、他にもいろいろあります。まず、情報を正確に理解すること。これは大切です。

手術方法は、いろんな方法があります。このマンガを描いたときは、BのpIVSが登場したばかりでした。そこで、このように描いています。将来は、TSFという方法でもちあげるのもでてくると思いますが、僕は現段階のIVSは大変効果的だとおもいます。

膣全脱は、骨盤底にいろんな負荷がかkることが原因になります。だから、腰をほそく見せるような矯正下着や肥満は大変問題です。ですから、手術前から手術後にも運動を指導するのが大切なのです。

一番のおすすめはスクワットです。下半身を強化するようにすることは、何よりも必要です。
がんばりましょう!

足のマッサージもとても大切です。
どんなふうに、手術するのか、直接知りたいとよく聞きます
そこで、ジャパンウイメンズヘルスという僕のホームページでは、写真をのせています。
このページでも見たいという、患者さんの 要望もおおおいので、のせます
ただし、実物をみると、気分がよくない人もいますので、そのような人は、ここで、次のページに移動してください

まず、手術の名前ですが、国際学会に、TVM手術とだしても、世界的な名前ではありませんので、人工メッシュをもちいたアプローチという書き方をします。
大切なポイントは、泌尿器科的なアプローチと、婦人科的なアプローチと、大腸肛門外科的なアプローチを同時にかんがえていくことなのです。
Transobturator
Approach For Total Repair
With Anterior & Posterior Wall Mesh

骨盤の中の内臓が、大部分がおちてきています。この方の場合も大変難しいケースでした。このような場合は、この出ている中には、膀胱・小腸・直腸・子宮がおちていて、排尿困難・排便困難などをおこします。
このような場合は、泌尿器科的アプローチと、婦人科的アプローチを、同時にかつ交互に手術でしないといけません。とくに、メッシュをもちいた手術は、一見簡単ではありますが、慎重におこないます。
次のように、3段階のアプローチをおこないます。術中、交互にくりかえします。
手術の第一段階: 泌尿器科的アプローチ

Transobturator
Approach For Cystocele Repair
With Anterior Wall Mesh
TOT技術をもちいた膀胱全体のメッシュによる補強
骨盤の中の内臓が、大部分がおちてきています。この方の場合も大変難しいケースでした。このような場合は、この出ている中には、膀胱・小腸・直腸・子宮がおちていて、排尿困難・排便困難などをおこします。
このような場合は、泌尿器科的アプローチと、婦人科的アプローチを、同時にかつ交互に手術でしないといけません。とくに、メッシュをもちいた手術は、一見簡単ではありますが、慎重におこないます。
次のように、3段階のアプローチをおこないます。術中、交互にくりかえします。
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@ この切込みから、中をはずすように剥離していくことができます。この後、中身をすべて出していくのです。財布をしめつけるように縫うのではなく、おだやかに緊張のないようにします。
その上で、メッシュをいれます。写真は、メッシュをあてているところです。
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脱メッシュを挿入することにより、膣前壁全体を補強することが可能になります。メッシュは、TOTの技術により固定します。
必要におうじて、腹腔鏡での補強を検討します。ほとんどのケースで、腹腔鏡は必要ありません。
泌尿器科医ですから、この行為により尿道の位置関係を内視鏡で確認します。その効果で、術後、排尿がかなりスムーズになっていきます。
手術の第二段階: 婦人科的アプローチ

Posterior IVS (Intravaginal
Slingplasty)
膣後方へのテープによる仙骨子宮靭帯の再建
後方へは、メッシュをもちいてIVSをしながらのアプローチになります。これは、仙棘靭帯という靭帯を利用して、メッシュを固定するのです。
これは、メッシュをいれおわった様子です。このように大きく出ていた膣はもとにもどることができます。
手術の第三段階; 肛門科的なアプローチ
肛門鏡をもちいて確認して、排便がスムーズにおこなうことができることをみます。
手術の終了
このようにして、TOTで膀胱の方を
IVSで小腸・子宮・直腸を
ささえるようにします
そのささえは、できるだけテンションのないやわらかい方法にします。
手術直後の写真です。ゆるやかにもどすことに成功しています。
この方法については、論文にのせています
腎と透析 2006年増刊号 61巻 です
このような重症の性器脱手術のアプローチ
2005年 2人
2006年 18人
2007年 35人
2008年 75人
2009年 85人
(2009年の骨盤臓器脱全体では、200人余ですので、45%ぐらいが重症をあつかっていることになします)
重症の患者さんは、ずいぶんふえました。
手術時間も60分以内と大幅に短縮できたので、2008年からは全員日帰りです。
平均年齢 78歳歳(56歳から90歳まで)
平均出血量 40ml(12mlから120mlまで)
平均手術時間 60分


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