女性泌尿器科専門のクリニック
TOT手術
この手術は、尿道をささえるものは、TVTと同じテープです。テープは尿道をささえたあと、股間にある足の付け根の膜に固定します。この部分は、上手に挿入をすると痛みがありません。よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニックでは、日帰り手術として、腹圧性尿失禁の中では圧倒的に多い手術です。帝京大学病院でも独協医科大学越谷病院でも行います。費用は、手術費用のみなので、平均的には20万円(国民健康保険1割の方は、2万円が負担分)です。手術後3時間の休憩をしてください。
なお、TOT手術は、海外では、使い捨てキットがあり、より痛みが少なそうですが、この場合は、自費で20万円から40万円がだいたいの相場です。しかし、我々の場合は、自分たちで道具を作製して、痛みすくなくテープを挿入することができるので、使う材料が日本国の保険許可のものだけです。そのため、保健適応になるのです。

そこで、手術としては、尿道をテープですこしささえます。このささえ具合が重要で、立ってあるくときは、しっかり支えてほしいのですが、座位になって排泄するような姿勢をしたら、尿道をゆるめに支えてほしい。このことで、立った時は尿がもれず、すわって排泄する姿勢では尿がすんなりとでることを実現します。
マンガ:奥井識仁(ハート出版)
筋膜スリング手術(ブリガムスリング)
この手術は、尿道をささえるものは、腹直筋の筋膜です。筋膜は、2x4cmのサイズを準備して、その筋膜をとけない手術糸でひきあげて、下腹部に固定します。以前は頻繁に実施していましたが、テープの手術の方が、はるかに痛みがすくなく、かつ、おなじ効果がえられるので、現在はほとんどしていません。テープなどの人工物を挿入することに抵抗のある人は、実施します。帝京大学病院でおこないます。入院期間が若干長いので、費用は、50万円(国民健康保険1割の方は、5万円)です。

TSF手術
プローリンテープが短く両端に留め具がつけてあります。このことで、留め具を利用して、尿道を固定する手術で、現在もっとも新しいとされています。TFSは弛緩した支持靭帯に細いテープを沿わせる、いわば‘線’による支持と表現されます。
TVT手術は腹圧性尿失禁に対して有効な術式だったのですが、まれに膀胱穿孔(テープを通す針が膀胱に刺さってしまう)、腸管穿孔(針が腸管に刺さってしまう)、大血管損傷(針が太い血管に刺さってしまう)というような合併症があります。(ただし、過去 奥井医師の執刀では、腸管穿孔・大血管損傷はありません。)この欠点を克服してより簡単に手術できるようにするために、TVT手術を開発したオーストラリアのペトロス医師が開発した術式がTFS手術です。尿道の下を通るポリプロピレンテープの先端をアンカーと呼ばれる留め具で、恥骨の背面にある会陰膜という強固な筋膜に装着する方法です。
よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニックでは、TFS手術は2種類あります。次の表をみてください。どちらの方法でも可能です。
| TFS手術 | 使用材料 | 手術対象 | 治療の手順 | 費用 |
| 輸入品によるTSF手術 | 輸入品(輸入代金を必要とします) | だれでも | 輸入打ち合わせ 術前検査 日帰り手術 |
手術手技代40万円 手術前後査代4万 合計44万円 |
| クリニックオリジナルのTSF手術 | 日本国に認可されたテープやメッシュ | 高齢者のみ | 術前検査 高齢者のため体力アップ 日帰り手術 術後診察など |
術前検査+手術代など合計約25万のうち、自己負担分(1割負担者で2.5万円 |
(2008年現在)
